豊かな文化遺産、スリランカ旅行専門サイト|株式会社ユー・ツアー・サービス
TCP (Turtle Conservation Project)-ウミガメ保護プロジェクトは、1993年にスタートしたスリランカ南部海岸のウミガメを守るNGO組織です。貴重な卵の売買行為や、子ガメが海へ帰っていく時を狙う捕獲行為は、スリランカのウミガメにとって大きな脅威となっていました。
このような行為を防ぐために、TCPは漁師たちがウミガメの巣を守るよう教育し、雇用を始めました。彼らがウミガメを守ることによって収入を得られるよう援助し、彼らの売買行為を止めさせていました。
1997年に設立したNFR(the Nature Friends of Rekawa)によって旅行者を招くようになったため、ガイドの教育も行われてきました。また、海の清掃活動や夜間パトロールを行い、日々ウミガメ保護に努めています。
レカワでは、世界に生息する7種類のウミガメのうち、アオウミガメ・ タイマイ・アカウミガメ・ヒメウミガメ・オサガメの5種類を見ることが出来きます。スリランカに数ヶ所あるウミガメ保護センターとは異なり、実際にウミガメの産卵を見学することができる大変貴重なエリアです。
※ただ、あくまでウミガメ保護が第一のため、ルールを守って産卵見学にご参加ください。
レカワウミガメ産卵シーズン:1月~8月(1日の上陸ウミガメ数:平均1~2頭)
トップピークシーズン:3~5月初旬(1日の上陸ウミガメ数:平均3~4頭)
※天候、ビーチコンディション、観察者形態(上陸前に脅かしたりしないこと)により変動があります。
☆レカワ含む、その他野生動物観察のベストシーズン一覧はこちら
母ガメは上陸後、産卵場所を見つけ、産卵を始めます。産卵時間は10~20分程度。
その後、母ガメは卵に砂をかけ埋め、海へと戻っていきます。30分~180分とウミガメによって時間は異なります。
満点の星空の下で観察するウミガメの産卵は、とても神秘的で貴重な光景です。
ただ、産卵は必ずしも成功するものではありません。砂の湿りすぎや乾きすぎ、あるいは母ガメが根や岩に躓いてしまうことで、巣作りに失敗してしまうことがあります。“False Crawl”と呼ばれるこの現象を引き起こしたウミガメは巣を作るのみで、産卵することなく海へ戻っていきます。産卵見学時に“False Crawl”が起こった場合は、母ガメが海へ戻るまで観察し見送りましょう。
産卵見学を行うレカワビーチ
ウミガメ保護プロジェクト
産卵後、海へ帰っていく様子
1.Green Turtle/アオウミガメ(通年)
2.Hawksbill Turtle/タイマイ(稀)
3.Loggerhead Turtle/アカウミガメ(5~7月)
4.Olive Ridley Turtle/ヒメウミガメ (11~7月)
5.Leatherback Turtle/オサガメ (7,8月)
ゴールから車で約2時間30分